お留守番上手な愛犬にする!!
分離不安にうまく対処してお留守番上手なわんちゃんにする
■分離不安は、犬にとっては自然な反応
飼い主さんの不在や外出時に、近所迷惑になるほど吠えたり
する問題行動を「分離不安」といいます。
犬は集団で暮らす動物ですから、ひとりで留守番することに
強いストレスを感じるのは自然なことです。
しかし、常に飼い主さんと一緒にいるわけにはいきませんので、
不安を感じない程度に慣らすことは飼い主としての思いやりです。
手順1
「たっぷりの運動と食事で一番不安な30分を乗り切る」
分離不安の症状が強くあらわれるのは、飼い主さんの外出前から
外出直後の約30分といわれています。
そこで、一番効果的な対策は、外出前にたっぷり運動させることです。
穴の開いたゴム製のおもちゃにフードやジャーキーなどを詰め、
なかなか出ないように工夫しますが、30分以上かじって、
舐めているうちに、疲れて眠ってしまいます。
これで留守番のストレスは軽減するでしょう。
手順2
「信頼関係をつくり直す3つのポイント」
①ひとりに慣らす
いつも一緒にいると飼い主さんへの依存心が
強くなりすぎるので、ひとりでいる練習も必要です。
最初は短時間から、犬に一切かまわず何事も
ないかのように部屋を出ては戻りしましょう。
黙って出ていき黙って戻るということを一日に
何度も行います。
②外出の気配を悟らせない
飼い主さんの外出を予測できないよう、
おしゃれしてくつろぐ、普段着で外出する、
お出かけ用のカバンを持って出かけてすぐ帰るなど
服装や時間などばらばらにします。
次第に外出に気づいても不安に感じなくなり、
「そのうち戻ってくるだろう」と飼い主さんを信頼し、
安心して待つようになります。
③外出時、帰宅時の挨拶はしない
出がけに「行ってくるね、バイバイ」、
帰って来た時に「ただいま。お利口だった?」
といった声をかけることをやめましょう。
飼い主さんの帰宅にわんちゃんが大喜びで飛びついて来ても
一緒になって喜ぶのではなく、さりげなく身をかわし、
上着を脱いでリビングのソファーに座ってから
相手をするようにしましょう。
これで飼い主さんが帰って来てもいつものことと
安心して、大騒ぎしなくなります。
愛犬とのつきあい方を見直して
お留守番上手なわんちゃんにしましょう。
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